私が初めて舞台を撮影したのは劇団四季の「オンディーヌ」でした。
1966年4月に名古屋中日劇場が開設され、こけら落としで「オンディーヌ」が加賀マリコ主演で行われて以来、劇団四季の公演が何回かにわたり行われました。上の写真は「泥棒たちの舞踏会」で石坂浩二と加賀まりこの二人が共演したときのものです。
戦後20年ちかく経っていた当時でも本格的なミュージカルは、日常的に経験できない時代で、浅利慶太と日下武史が結成した劇団四季によって、私たちはワクワクするような" Limelight" をともに浴びることになったのです。
1970年にNew Yorkのオフブロードウエイで公演された、出演者すべてオールヌードという「オーカルカッタ」の客席から、こっそり撮影していて見つかり、フィルムを抜き取られて以来、舞台にカメラを向けることはなかったのですが、16年ほど前から愛知県文化振興事業団の仕事で再び私のカメラは" Limelight"を浴びることになりました。
左のフレームに書かれている演目をクリックすると、愛知県文化センターが発行している「AAC」誌 あるいは各劇団のサイトに紹介された私の写真がご覧になれます。